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2022.06.21
健康志向が高まる中、栄養価が高く健康にいい食材として話題のオートミールの栄養素や食べ方について紹介します。
オートミールとは、えん麦(えんばく)を精米後、蒸して粉砕し食べやすく加工したものです。えん麦は別名「からす麦」や「オーツ麦」とも呼ばれ、欧米では朝食用のシリアルとして親しまれています。
オートミールは3つの種類に分けられます。
・ロールドオーツ【そのままでは硬くて食べにくく、加熱することで柔らかくなる】
・クイックオーツ【細かく粉砕されているので、調理時間が短くてすむ】
・インスタントオーツ【すぐに食べられるように味付けなどの加工がしてある】
お店でよく見かけるのは粉砕されたクイックオーツが多いようです。
~オートミールの栄養素の特徴~
1食をオートミール30g、白米150g(茶碗軽く1杯)として比較してみました。白米に比べて食物繊維、鉄、たんぱく質などを多く含んでおり、エネルギー量が少ないのが特徴です。食物繊維には腸内の善玉菌を増やす作用があり腸内環境を整え便秘解消効果や余分なコレステロールを体外へ排泄する効果、血糖値上昇の抑制効果もあります。また、不足しがちな鉄分を多く含んでいため鉄分の補給にもいいですね。
~オートミールの食べ方~
オートミールの1食分は30~40gくらいが目安になり、水を入れてふやかして食べるため少量でも満腹感が得られます。
市販のオートミールは味がついていないものが多く、そのまま食べると麦の味がします。味を付けたりするなどひと手間を加えないと美味しく食べられないのが難点です。
食べ方としては、冷たい牛乳を加えバナナやいちごなどのフルーツをいれたり、お茶漬けやお吸い物のもとなどに加えてふやかしてお粥のようにして食べたりなどいろいろあります。
ただし、オートミールを100gや200gも食べるとカロリーが多くなったり、砂糖やはちみつなどを使用すると血糖値が上がりやすくなるので気をつけてください。
まずは、ご飯やパンなどの主食の代わりに置き換えて食べてみましょう。
食事全体のバランスを考えながら、オートミールを食事に取り入れてもいいかもしれませんね。
管理栄養士 國田