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2019年11月

「認知症について知ろう考えよう」仁保中学校 2019年11月8日(医師より)

2019.11.14

仁保中学校2年生「心の参観日」で実施された、認知症サポーター養成講座に認知症サポート医として参加しました。中学2年生の他、保護者の方々、担任の先生方が集まってくださり、スタッフとしては、当院野島秀樹医師、広島厚生病院脳神経内科米川智先生、仁保地区に関わりのある認知症アドバイザー、地域支援推進員、保健師、包括センタースタッフが参加しました。校舎4階視聴覚室で野島医師からスライドを使った説明、○×クイズ、食事をとったことを忘れてしまうお年寄りに対する家族の対応についての紙芝居をしました。

最後に、生徒4~5人のグループで「夕方薄着、サンダル履きで道に迷った様子のお年寄り」に対して、どう対応するか話し合い、発表されました。暗幕のカーテンが引かれ、薄暗い中でのスライドも、生徒さんたちは真剣に話を聞いておられ、発表も積極的に挙手をされ、大変頼もしく感じました。「寄り添って、様子を見て、近くの人に相談する」「怪我がないか聞く」など大人でもとっさに出にくい回答もあり感心しました。

今回、認知症の方に対して野島内科医院スタッフが気をつけていることとして、「聞き上手になる」「目線を合わせてにこやかに話す」「重要な事は紙に書いて渡す」「ゆっくり話す」などの紹介がありました。なかなか難しい事ですが、認知症の方に対する時に限らず、大事なことだと改めて感じました。

 医師 湯川博美