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2019年04月

街の診療所で臨床検査技師が行っていること(臨床検査技師より)

2019.04.24

今回のブログ担当は臨床検査技師です。街の診療所に勤める臨床検査技師はあまり多くいません。そのため皆様も臨床検査技師は具体的に何をしているのだろうとお思いの方も多いのではないでしょうか。私は当院で血液検査(HbA1c、血糖値など)、尿検査、心電図、ABI、エコー検査などを行っています。

当院で行っているエコーは4種類。腹部、頸動脈、甲状腺、そして新たにアキレス腱エコーが加わりました。
今回は新しく始めたアキレス腱エコー検査と、当院で導入したポケットエコーについてご紹介させていただきたいと思います。
 
アキレス腱エコーとは・・

かかとの上に超音波を出すプローブを当て、アキレス腱の厚みを測ります。
家族性高コレステロール血症の診断の助けになるものであり、エコー検査でアキレス腱の肥厚を認めます。
 
          
ポケットエコーとは・・

文字通り小さく持ち運べるエコー機です。このたび当院は、新しくポケットエコーmirucoを導入しました。本体(=画面)は大きめのスマートフォン程度の大きさ、訪問診療の時その場で手軽に画像検査を行い、リアルタイムで腹部の情報を得ることができます。腹水や胸水を確認する、腹痛の原因として胆石や尿路結石などを手軽に探せることが期待されます。

これら新しい検査を取り入れ使いこなせるようにし、より良い診療に繋げたいです。
当院に来院された患者さまに正確かつ迅速な検査データをご提供できるように日々努めて参りますので、これからもよろしくお願い申し上げます。   
                                        臨床検査技師 本出